信じたい情報だけを信じる姿勢が戦争を生む:『日米開戦と情報戦』(森山優)

第二次世界大戦を語る際には必ず陰謀論がつきまといます。しかし、森山優氏はこのような陰謀論には与せず、情報戦が戦争を引き起こしたという斬新な視点で第二次世界大戦を分析していきます。森山氏の分析によって、など、日本・アメリカ・イギリスのいずれの国も誤った情報や情報の歪曲を繰り返していたことが明らかにされています。つまり、第二次世界大戦とは世界各国が自分に都合のいい情報を選択・捏造した結果であるという側面があぶり出されています、
公式に発表された情報ではなく、自分が見つけ出した情報を最も価値ある情報と信じ、それこそが「真実」だと検証すらしないで思い込む。第二次世界大戦を引き起こした姿勢は現代人にもデマ・ゴシップ・スクープといった形で継承されています。『日米開戦と情報戦』からは私達が情報に振り回されると大きな傷跡を残すこと、そして同じ過ちを繰り返さないためにインテリジェンスを鍛えることが必要なことを学ぶことができます。また、くだらない陰謀論に拠らない第二次世界大戦の正史としても価値ある1冊です。日本人必読の書物と言っても過言ではありません。ベルタサプリ 販売